イベント21では、入社時に雇用契約の説明や理念ビジョン共有、人事評価制度の説明などを行う面談があり、6ヶ月後に再度面談があります。
最近はこの場に教育担当者やチームリーダーなどの社員を1名同席させて、三者面談になっています。
彼らにこの面談の場に居てもらう事で、より面談の精度が上がりますし、なにより新人に関わる人達の中で共通認識と意識を生み出せます。
この共通認識を育む事は、人材育成や社風構築において大変重要だと思っています。
最近のパターンでいえば、
採用面接は人事担当者(役職者)と、
入社面談では配属チーム内の教育担当者(先輩)と、
6か月面談では配属チームリーダー(リーダー)と共に三者面談形式を取っていますが、中々良い感じに思います。
新人との認識擦り合わせや成長の場としてイベント21が用意しているプログラムとしては、デイリーや月間や年間など頻度は様々ですが、主に下記の新人フォロープログラムを実施しています。
社長と二人で行う面談として「花見面談」があり、その他には「愛一郎ミッション」と呼ばれる社長と二人で行う社外活動などがあります。
上司との個別ミーティングとしては、サブリーダー一対一面談、三者セッションがあります。
少人数のユニットとしてチームやプロジェクトで行うミーティングとしては、チームミーティングやプロジェクトミーティング、社長会、ご褒美食事会などがあります。
そして全社的に多くの人数で集まる場としては、朝礼や全体会議や経営方針発表会があります。
毎日、毎月、毎年と、様々な頻度と角度で新人をフォローする場づくりを大切さ。
人は勝手に育つものではなく、育つ環境と機会があってはじめて生きる。
この本質に気付いていない経営者は、自分がやるべき事を何もやっていないにも関わらず、社員に責任を丸投げして、「ウチの社員はダメだ」と言う。
間違いないのは、社員をダメにしているのは100%経営者なのです。
なので社員の文句を言う経営者は、自ら経営スキルの無さを自信満々に自分の口で宣伝しているようなもので、とても恥ずかしい事だなといつも思います。
組織の段階によって、活かせる人の数も変わってきます。
求職者に4つの層があるとします。
A) 能力が高くて会社の方向性と合っている人財。彼らは当然活きます。間違いなく企業の宝です。
B) 能力は低くても会社の方向性と合っている人財。彼らは経営スキルや社風によって活かす事が出来ます。生え抜きで育った人財は辞めません。こちらも大切にするべき企業の宝です。
C) 能力は高くても会社の方向性と合ってない人。一番危険です。なまじ能力があるので自分が変わろう、社風に合わせようとしません。むしろ企業理念や社風を理解して育む事よりも自分のやり方を通す事のほうが優先順位が高く、その為に自分の能力を使って周りを変えようとするので組織の癌細胞になります。
この層は採用面接、または試用期間の段階で排除します。間違って入ってきた人は排除しないと誰も幸せになれません。(彼らが悪いとも一概には言えません。彼らが活きる会社、彼らの方向性に合う会社に入社したらいいと思っています)
D) 今回お話ししたいのは、能力は低くて、更に会社の方向性とも合ってない人です。普通に考えたらどうしようもないのですが、もし彼らに、変わりたい、変わろうという意思があれば、経営スキルや社風によって活かす事が出来ると僕は信じています。
この(D)の人達が、一番、経営者としてのレベル、そして組織の段階が影響される層です。組織の段階によって活かせるかどうかが変わってくるのです。
もちろん、AやBの人達ばかりを採用出来たら良いのですが、そんなに世の中自社の方向性に合った人達ばかりではありません。
そして、自社の方向性にはまだ合っていないかもしれないけれど、変わりたいと思っている人達が変われる組織を目指す事で、人財育成の仕組みや環境がブラッシュアップされて、もっと強い組織に進化出来ます。
なのでイベント21では、採用において方向性や価値観を共有出来るかどうかを一番重視しますが、能力はあまり重要視してません(高いに越したことはない)。
それよりも、自分が変わりたい、成長したいと心から思っているかどうかを見ます。
そして一人でも多くのDの層を、イベント21に出会う事で活き活きと成長出来、社会のお役に立てる一人前の社会人に育てていけるような強い組織を目指しているのです。
そうなれば、より多くの人財を採用対象にする事が出来るのです。
Aの層は全ての会社が求めている人財ですので、マーケットに居る数が少ないです。
Bの層を獲得して育てる事に大部分の普通の企業は一生懸命頑張っておられると思います。だけどまだまだ人材不足感が否めない。
こんな現状だからこそ、Dの層も活かせる組織になれば、もっと採用の選択肢が広がるし、何より組織のレベルが上がる。
イベント21が活かせる人財は、もっと多く出来る。そしてそんな企業になる事が、you happy, we happy!の実現に繋がると信じています。いつもありがとうございます。