イベント21では、何をするにしても「自らが自らの意思で手を挙げる文化」があります。
誰かに言われて嫌々やらされた感満載でやるよりも、自分の意思で手を挙げるほうが、どうせやるなら気持ち良いし、そちらのほうが必ず成長出来ます。
イベント21の朝礼では、毎朝様々な一日の役割を決定したり、自分の想いを発信する場面があるのですが、この挙手制を取っているおかげで、誰かが手を挙げなければ先に進めません。
でも、しーん。。。となるのではなく、イベント21の場合は、何人か同時に手を挙げる人が居たりして、みんなが主体者意識をもって率先して手を挙げている。朝から面倒くさいであろう役割が、どんどん決まっていきます。
これは弊社の誇る素晴らしい文化だなと思っています。
「誰かがやらないといけないのであれば自分がやろう」と率先して汗をかく人が沢山いて、そんな人達が讃えられ、そんな先輩達を見て自分もやらないといけないと感じてくれる後輩達の居る会社が、イベント21なのです。
なぜ挙手制を取っているかというと、社員達には手を挙げられる人間になってほしいと願うからです。
社会とは会社の中だけではありません。子供が出来たらPTAに参加する事もあるだろうし、町の消防団に参加したり、10年ぶりの同窓会に参加する事もある。
色んな社会の場面で、「誰か意見ありますか?」の問いかけに対して、
「誰か言ってくれるだろう。誰か手を挙げろよ早く」と思う参加者側の人間ではなく、自信を持って手を挙げて、自分の意見を発信する事によって主体的に自分の周りの社会をより良く出来る存在になって欲しいのです。
つまり、会社の外であっても、イベント21社員はyou happy, we happy!の実現者なのです。
「さすがイベント21の社員だね!」って言われるような、みんなのお役に立てる人になってほしい。
だから日頃のトレーニングによって習慣化する事で、そういった場面でも臆する事なく手を挙げる事が出来るようになるし、自分の意見を発信する事が出来るのです。
そう言う僕は、この「手を挙げる文化」を誇るイベント21の代表取締役です。誰よりも手を挙げる存在でいなければ全く話になりません。
偉そうに言っておいて社員の居ない場で手を挙げてなかったら死ぬ程カッコ悪いです。
バレるバレないに関わらずそういったカッコ悪い行動をする事は、僕の信念に反します。
なので僕の事をご存じの方は「なるほど。そういう事か」と思うでしょうが、僕は必ず全ての場面で手を挙げる人です。
何百人参加の講演会であろうが、難しいセミナーであろうが、レベルの高い会議であろうが、真っ先に手を挙げるのが僕です。
これは自信を持って言えるからここでも言えます。言う事で更に僕が継続出来る負荷のかかる環境が整うという好循環なのです。
むしろ、「ご質問ある方いらっしゃいますか?」「どなたかご意見いただけますか?」と司会の方が問いかけた時に、僕が手を挙げなかったらみんなが僕の方を見るぐらいの「中野は手を挙げる人」浸透度です。「中野さん、今日はどうしたの?」と後で何人にも言われるレベルです。
手を挙げられなかった日は凹むというよりか、なぜ手を挙げられなかったのかが自分でも不思議で、何が原因か分析するぐらいの違和感を感じます。
よく外部から高名の講師をお招きした場合、質疑応答の時にしーん。。。となるのは失礼なので予め質問者を仕込むセミナーや講演会もありますが、中野が参加しているセミナーや会合ではそういった仕込みは100%不要です。
「中野さん居るから大丈夫やな」と言われますし、その期待に必ず応えます。
これぐらいやってるから、常に意見を求められた時は自分の意見をはっきり言えますし、何より「よーし今日も質問したろう!めっちゃ良い意見言ったろう!」と思って話を聞いたり会議に参加している訳ですから、物凄く内容を吸収出来ます。
良く聞かないと良い質問や良い意見は出せませんので。
これ、めっちゃ効率的ですよ。顔を覚えらえるので講師の人とも一番仲良くなれますし、自分の不明点をマンツーマンで答えてくれる訳ですからめっちゃ得です。
上手く言えるようになりますし、もし上手く言えなくても良いのです。次はもっと上手く言えるようになるから。
カッコつけてる暇があったら、恥かいて成長した方が得です。そもそも誰も恥だと思わないし、自分は手を挙げないのに手を挙げて上手く言えなかった人を笑う人の方が、僕からしたら何倍も恥です。
勉強する場、意見を言う場で上手いも下手も無いのです。何もしない人が「あなた何しにここに来てるの?」なんですよ。
「今の話聞いて言う事や聞く事一つも無いの!?」です。アンテナの感度低っ!と思うし、何より何のリアクションもしないのは、一生懸命話してくれた講師の人や、問題提起してくれた会議の主催者に対して失礼です。
つまり僕にとっては手を挙げない人のほうが実は恥なのです。だから僕は手を挙げる。
僕が実際にやってみて凄く恩恵を受けているので、自信を持って社員にも言うのです。「手を挙げられる人間になろう。そっちの方が絶対に良いから」と。
さて、前置きが長くなりましたが(え、今まで前置きやったん!?)今日は帝塚山大学の講義でした。
学生達とディスカッションして発表者を決める時も、僕のスタンスは1mmも変わりません。
学生達に向かって言います。
「みんな今日は何しにここに来てるのか考えてみて下さい。勉強する為やんな?自分の人生をより良くする為にみんなは勉強してます。今日の学びを是非吸収して帰ってほしい。
では今日、この教室の学生達の中で一番勉強出来た人になる方法を教えます。それは今日の学びを沢山の人の前でアウトプットする事です。
人に聞いてもらおうとすれば自分の想いを明確化して整理しないといけない。そして発信する事で、知識が腹に落ちます。それが一番勉強出来るのです。
今日一番得したい人は誰ですか?みんなの前で発表したい人は手を挙げてください!」
「はい!」と手を挙げてくれました。
「よっしゃー!あなたは今日一番得したで!聞いた事をすぐ行動出来る人は必ず成功する人です。さすがやね!」
僕はこういうの、めっちゃ嬉しいです。
例えば、未来のどこかで、地域をより良くする会議が会った時に、
「この地域をより良く出来るご意見を出せる方いらっしゃいますか?」の問いかけに対して、その場に参加した100人ぐらいの人が全員、「はい!」「はい!」って手を挙げるような主体者の集まりになったら、この国は必ず変わると思う。
たった一人の意見で、その場に居る全員に繋がって、事態が好転する事がある。
海の向こうの世界では、自分の意見を言えない人は損しかしません。これから国際社会で活躍出来るような日本人を増やしていく責任が僕達大人にはあります。
だから僕は、自らが手を挙げ続ける事で、手を挙げる事の出来る人を増やし続ける。
いつもありがとうございます。