月曜日は同友会大学の最終講義でした。
全国44500名の同友会の、会長をお招きして、勉強します。その後は懇親会。
なかなか白熱して面白かったです笑
中小企業の精神性を持って大企業になれるか。
これは人を生かす経営をベースに株式上場を目指す僕の挑戦です。
大企業の僕のイメージですが、福利厚生やブランド力や社会的影響力は良いけど、全員の想いの共有や家族的繋がり、個人の幅広い可能性への挑戦機会、スピードが希薄になるように思ってる。
組織と個の、価値の比率が大企業と中小企業では違う。
大企業では例えば30歳のあなたが明日辞めても何の問題もないが、中小企業では30歳のあなたが明日辞めたらみんなが困る。
結局それって、組織としてはマンパワーに依存しない組織創りを進めてきたから安定性という意味では正しいのですが(1万人の組織で、1人辞めたからみんな困るようでは怖すぎる)、
個人の成長としては組織に影響力を持つ仕事をしている方が人間的責任感も成長速度も変わってくると僕は思っている。
若いうちから沢山の人に必要とされるから、人は早く育つ。
あなたの代わりなんてナンボでも居るから、では悲しいし、そんな環境では自分の組織での役割にやりがいを持つ事も難しい。
じゃあ結局大局的に組織の事を考える事よりも、自分の損得ベースで考えるようになると思う。
これは大人数で同じ方向に効率的に力を合わせる為に作られた、役割分担や仕組化やルールによるメリットとデメリットですよね。
このバランスって凄く難しいと思うんです。どっちかにウエイトが大きくなりがちです。
では、中小企業の精神性を持って大企業になる為には、どうすればいいのか。
さっきの話でも、大企業でもキャリアに乗った人はどんどん必要とされると思うけど、キャリアから外れた人はそこまで必要とされていないイメージがあります。効率化が強いイメージがあります。
中小企業は、全員で力を合わせないとやっていけません。だから全員を大切にするし、使い捨てにもしない。何とか全員が輝けるように考える。効率化も大事だけどそれだけじゃない。
過労死とかいじめとか鬱とか仕事が楽しくないとか、これは人が集まる組織としては、大企業と中小企業もあると思う。
ここまで書いてて思ったんですが、大企業と中小企業の二つに分類するのは難しいな。
良い大企業と、悪い大企業、良い中小企業と、悪い中小企業の四つにセグメントした時に、僕は良い中小企業の良さを持って良い大企業になる事に挑戦したいんですよね。
なぜなら、大企業のほうが発信力があるから。そして大企業しか見てない人達も沢山いるから。じゃあ自分がそっち側になったれという。
悪い大企業も、悪い中小企業も、結局あかんのですが、人によってメリットデメリットがある。でもデメリットを感じてる人のほうが多い企業。
数が多いので、結局世の中でのステレオタイプのイメージを創ってるのはこっちですよね。だから働く事にネガティブなイメージが生まれる。
もっと沢山の大人が活き活きと働いていたら、若者はもっと希望を持てるんです。
逆に、良い大企業も、良い中小企業も、かなり数は少ない。
どっちも良いのですが、これも人によってメリットデメリットがある。でもメリットを感じてる人のほうが多い偉大な企業です。
数が少ないから、世の中での働く事によるポジティブなイメージが弱くなる。これは発信力を持っているはずの大企業でも、良い大企業が少ないからです。
だから社会的影響力を持つ良い大企業に、良い中小企業がもっともっとならなければいけないのです。そっちのほうが沢山の人を救える。
僕の中で良い中小企業の精神を持って、良い大企業になるということは、
社員一人ひとり全員を大切にしながら、全員を必要とする役割と社風を創る事を意識し続け、かといって一人が辞めたらみんなが困るような貧弱な体制でもなくそこは仕組化で安定性を持って、大企業ならではの福利厚生やブランド力や社会的影響力を持った会社にしたいという事です。
結局、良い大企業というのは、良い中小企業にもなれるように思う。もともと良い中小企業だったから、今良い大企業になれているのかなと思いました。
僕は中小企業か大企業かという、そんな表面に固執するのではなく、良い会社か悪い会社かという本質を追求する事に固執していきたい。
ただ、大は小を兼ねるといいますが、良い大企業にしか出来ない事って、良い中小企業には出来ない事があるのも事実。僕は中小企業としてそこから目をそむけたくない。
中小企業だからこそ育まれる「全ての人を大切にする良い会社」を突き詰めていくうえで、更に良い大企業だからこそ出来る領域も出来るようになる事によって、もっと人を大切にする良い会社づくりを目指していきたい。
そして大企業になっても、絶対に「全ての人を必要とし、輝かせる意識を持つ」中小企業の精神を忘れないようにしたい。
中小企業という地域ローカルカテゴリーからだけでなく、大企業という社会的影響力を持つカテゴリーからも、次世代の若者たちに向けて、イベント21はそんな発信をしたい。「働くって楽しい」という真実を、世の中にもっと発信したい。
大企業しか見てない学生達を中小企業に目をむけてもらうように中小企業が働きかける事も大事。
そして良い大企業の数を増やす為に中小企業が良い大企業になる事も大事。
じゃあ結果的に大企業しか見れてない学生ももっとhappy!になれる。選択肢が増えるから。
つまるところ僕は、世の中の幸せになれる選択肢を増やしたいのです。
とにかく今のイベント21は、もっと良い中小企業になる必要があります。どっちにしてもそれが先。
だから高みを目指して頑張ります。沢山の人を幸せにする為に。
まだまだ勉強中ですが、今の僕の概念整理としては、こんな感じです。
いつもありがとうございます。