■土日に、中四国、中日本、関西の長のお役を受けているメンバーが愛知で集まって日本の中小企業をより良くする為の会議をしてました。
議論しててどうしてもクリア出来ない壁にぶち当たったので、愛知の先輩に急きょ来てもらい、創設時のお話しを聞く事に。
それが素晴らしかったんです。
後輩の為に土曜日の夜に急きょ駆けつけてくださった事も嬉しかったですし、何より来られてから短い時間で語る中、こんなにも心に沁みる言葉を紡げる先輩に感動しました。
僕達は先輩の頭文字をとって、この学びをDスタイルと名付けました。
僕達はどうしても理論武装してしまいがちです。
ロジックとか、説明とか、全てに一本分かりやすい筋を求めてしまう。
それは僕達が自分達のやっている事を人に伝えて共感してもらう役割を担っているからであり、今まで何度もそれで苦労してきているからでもあります。
でも、そこに意識がいきすぎると、どうしても説得になってしまいます。
説得ではなく、納得しないと人は動いてくれません。正論だけではダメなんです。
「頭ではそれが正しいと分かるけど、腹の底からやりたいとは思わない」
こういう事言われるという事は、説得してしまってるんですよね。納得を得ていない証拠。
北風と太陽の話に例えると。
服を脱がせたい旅人に対して、どれだけ強風をあてても服を脱がせられないのであれば、自分から服を脱ぐように、アプローチを変えなければいけない。
Dスタイルは、理屈よりも、「したいのか、したくないのか」を大切にするスタイルです。
何でも型にはめたらあかん。別にええやないか。みんな頑張ってるんやから。10対0で線引きなんか出来へん事もある。やりたいからやってるでええやん。
もちろんロジックも大事。北風のほうが響く人も沢山居る。
でもそれだけにならないように、このDスタイルを意識して、北風と太陽、どちらも使いこなせるように両輪で関わっていきたいと思います。ありがとうございます。
■そしてもう一つの学び、Kスタイル。
岡山の仲間がわざわざ奈良に来てくれたので、一緒に奈良の仲間達と勉強していて、最後バーでしっぽり飲んでる時に話してくれた考え方に感動しました。
僕はこの仲間の頭文字をとって、この学びをKスタイルと名付けました。
ポジティブマニュアルとネガティヴマニュアルというものが存在するという話です。
例えば、ディズニーランドでスタッフが主体的に考えてサービスしている中で、どんなマニュアルがあるのかという例え話。
「子供達の夢を壊さない」というのは、ネガティヴマニュアル。夢を壊さないように考えて行動しようという事。
「子供達に夢を増やしてあげよう」というのが、ポジティブマニュアル。夢を増やせるように考えて行動しようという事だが、本来主体的に行うべきものが、義務となってしまっては本末転倒になる場合もある。
ネガティヴの方が、守る強さというか、使命というか、火事場のクソ力的な力が発揮されそうやし、具体性が増す事もある。
人によっては、逆方向からリーチしてる方が響く場合もある。
ポジティブマニュアルは、場合によっては義務化されてしまう。
ポジティブな方向性やのに義務化は相性として矛盾になるけど(押し付けでポジティブな事をやらせても意味がない)、
ネガティヴやったら義務化が許される。なぜなら、やったらあかん事だから。
ポジティブラインで響かない人には、ネガティヴラインでアプローチすればいい。
型を決める事よりも、価値観を共有するべきだ。
決め事を決めるための決め事はダメ。主体的に考えなくなるし、やらされた感になるから。
価値観を共有するための決め事は必要。つまりそれは方針であって、マニュアルという言葉は義務感があるので本当は適切でないかもしれない。
つまりは、ポジティブ方針と、ネガティブ方針ということだ。
■この一週間に学んだ二つのスタイル。
Dスタイルは、北風と太陽の、太陽スタイルのこと。説得ではなく納得。ロジックだけじゃなく、想いを大切にする。
Kスタイルは、ポジティブ方針とネガティブ方針の、ネガティブ方針のこと。押しつけにならないように、義務化すべきポジションを適切に考える事で矛盾を防ぐ。
どちらのスタイルにも共通するのが、型にはめないという事。
人に納得して主体的に動いてもらうにあたり、押しつけでは響かないし、意味がないから。
真正面からぶつかって響かない人には、逆からリーチするという選択肢を持って関わる。
ロジックよりも、想いや価値観を共有するという事。
早速アウトプットしてますからね。
この前なんか「それがDスタイルですか!なるほど!」と言う後輩と共に、「Dスタイルって何ですか?」と聞く他のメンバーに「え。自分Dスタイル知らんの!?」って言うぐらいですよ笑
言われた側は何のこっちゃ分からん。
いつも沢山の人に学びをいただいています。
ありがとうございます。