22日23日の木金は、愛媛に行ってました。(25日の日曜日に書いてます<m(__)m>)
同友会の障害者問題全国交流会に参加する為です。
イベント21では現在、障害者就労支援などを行っている福祉グループぷろぼのさんと協力して、弊社配送センターにて毎日5名の障害者に働く場を提供しています。
2年後にはイベント21から20名の障害者の雇用創出を目指し、もっともっと雇用を増やしていく為に現場のリーダーが中心となって様々な仕組み化を進め、毎月の定例ミーティングを重ねています。
なぜイベント21は障害者雇用に挑戦するのか。
それは、弊社の掲げる理念you happy, we happy!の実現の為です。
イベント21が目指すyou happy, we happy!な社会。その社会の中には障害者も含まれる。
我々がhappy!を生み出すyouは、地球上の隅から隅までの人達なのです。
だから関わる。人間としての尊厳を守る。
イベント21が大きくなればなるほど、雇用出来る障害者も増えていく。そして我々の強みの一つである情報発信によって、世の中に証明したい事があります。
障害者は義務で雇用する存在じゃないぞ。雇用したいからするんだ。
イベント21がそのモデルケースとなることで、日本中の企業がこぞって障害者雇用をしたいと自ら手を挙げたくなるような、win-winの関係性を生み出したい。
それってめっちゃワクワクする世界です。イベント21ならそんな世界を創る事が出来る。だから挑戦しているのです。
実際にこの取組を行って実はもう1年が経とうとしているのですが、物凄くありがたい存在になってくれています。
彼ら無しではイベント21の配送センターはまわりません。本当に助かってる。それぐらい役に立ってくれています。ありがとうございます。
なぜ障害者を雇用するのかを、組織で共有してみせる。
もっと彼らの凄さを、僕たちが世の中に証明してみせる。
そうやって社内全員で共有出来るようになった時、社外全体に証明出来るようになった時、イベント21は企業として更に強くなっている。
僕はそれが楽しみで仕方がないのです。
このように障害者雇用は少しずつ前進しています。
そして今回は、ソーシャルインクルージョンという、新しい概念を学びに、僕は愛媛に行ってきました。
僕達が手を差し伸べるべき人達は、他にも居る。
施設の子供達です。一般的には、孤児院と呼んだほうが分かりやすいでしょうか。
社会的養護を必要とする子供達は、現在日本中に5万人居る。
事故とかで親が居ないから施設に入るというよりかは、親の虐待によって施設に入る子、親が失踪して施設に入る子が多い。
親の愛情を受けずに施設で育つ子供達は、極端に自己肯定感が低くなるのが特徴です。
自分の価値を感じられない。幼少期、一番大きな存在である親から必要とされてこなかったからです。
そして施設に入っても、全部が全部そうじゃないと思いますが、実際に施設に入っていた経営者仲間から聞いたのですが、いじめが酷い施設もあるそうです。
学校でのいじめも悲惨ですが、少なくとも学校に居る時間だけです。
でも施設でのいじめは、朝起きてから夜寝るまでずっと続く。エンドレスで。登校拒否出来ないのです。生活の場だから逃げ場がない。
施設で育っても、18歳なると卒業しなければならない。そこからはいきなり一人で社会に出なければいけないのです。
いきなり新しい住居で、お金の無い中生活も全て自分でして、誰からもフォローされず、信頼出来る相談相手も居ない状況で、あまり選択肢の多くない就職先に入社します。
一年以内に40%、3年で70%の離職率。その後は闇の世界に行ったり、風俗に行く子が多いとの事です。
これは、彼らが悪いのでしょうか。
そんなはずが無い。誰が悪いのかも分からない。しかし彼らはマイノリティ中のマイノリティと呼ばれています。
例えば障害者は、組合などがある為、声が届きやすくなっています。しかし施設の子供達は未成年でありながら、保護する親が居なくて、施設が閉ざされた世界の為に、中々声が外に出る事がありません。
僕達が関わっていく必要があるのです。
子供達が信頼できる大人、尊敬できる大人と出会う事で、彼ら自身の命を守る事が出来るのです。
you happy, we happy!
このyouには、彼ら施設で育った子供達も絶対的に含まれる。含まれないと、嘘やろそんなん。
何とかせなあかん。何のために経営しとんねん。you happy, we happy!というこの偉大な理念を実現する為や。
だから、イベント21が彼らをhappy!にします。その為に知恵を出し、仕組みと環境を生み出し、実現出来る力を身につけながらこれから行動していきます。
我々が我々の中で創るバリアを無くしていきたい。それがバリアフリー。
共に学び、共に働き、共に暮らす地域を創る。
素晴らしい学びと気付きがありました。僕二回泣きましたよ。それぐらい感動の二日間でした。沸々とやる気が沸き上がっております。
愛媛の皆さん、愛媛で出会った皆さん、本当にありがとうございました。
俺達やったら出来るねん!せやから頑張ろうや!!!