木曜日・金曜日は山梨青全交の第一分科会にて、パネルディスカッションのパネリストとして報告でした。(ブログ書けなかったので日曜日に書いてアップしてます)
コーディネーターの早間さん(広島)をはじめ、パネリストの三角さん(埼玉)、松本さん(広島)、僕(奈良)の合計四名で創り上げます。
パネルディスカッション、今回初めてだったんですが、中々エキサイティングでしたよ。普通のパネルディスカッションって、予定調和というか、ディスカッションになってない気がするんですよね。
簡単にいうと、予め分かっているいくつかの質問に対して、それぞれのパネリストが事前に用意してきた短い報告を順番に話すという感じで、全然ライブ感がない。それディスカッションじゃない。
質を担保しないといけないのも分かる。皆さん全国から時間とお金をかけて学びに来ている。居酒屋でだべってる感じになったらグダグダで最悪ですから。
でも今回は、せっかく俺らがやるんやし、ガチで行こう!伝説作ろう!最高の学びを参加者に生み出したいけど、だからって失敗を恐れるな。挑戦しよう。俺達が楽しんでやろう!絶対に伝わる!となりました。
マジで本番でリアルタイムで創り上げる本物のディスカッションになりましたよ。はっきり言ってめっちゃ楽しかった。
今まで僕が40回以上やってきた、いつものパターンの講演形式ではなくて、120名の参加者の前で、1秒前に聞いた質問に対して、とっさに自分の引き出しの中から意見を創りだして想いを乗せて発信する。リアルタイムで答えを見つける感覚。本番中にも大きな学びがありました。
もうね、普通の報告のほうが何倍も楽ですよ。慣れてるし。ある程度のクオリティが実績としてあるし。なのでいつもは本番はやるだけ!っていう感じなんですが、今回は本番直前になっても着地点が見えないんですよね。
やる気はめっちゃあるけど、実際どうなるのかイメージ出来ない。当たり前ですよね、本番に創造するんですから。
めちゃめちゃクオリティ高めたい想いがあるのに、中身を詰めきれないんです。詰めたら詰めるほど予定調和になってしまう。シナリオありきになってしまう。ライブ感が無い。それじゃあ面白くない。
だから、概念だけは四人で何度も共有するんですが、本番出たとこ勝負というか、本番でぶっちゃけてぶつかり合って生み出していく感じやったんですよ。あえてそこに突っ込んだ挑戦だったんです。
結果は、やりきった感がMAXにありました。途中から本当に楽しくなってきて、質問が来たら「早間さん中々攻めるな~」とか思いながら、「じゃあこういう話してみよう」って話したら、更に被せてくる、みたいな。
そんな感じでした。話した内容は、大きく分けて、想いと仕組みと実践の環境つまり心技体のバランスが大事だという話、アウトプットは最大のインプットという話、同友会青年部活動と企業経営は同じだという話、主体者を創るという話、恩送りの話です。
第一分科会は16テーブルあったんですが、各テーブルのグループ長を読み上げて確認している時に、第10テーブルのグループ長が不在で、どなたか代わりにやっていただけますか?という室長からの問いかけに、すかさず「はい!」って手を挙げてくれた人が奈良同友会青年部メンバーでした。めっちゃ嬉しかったです。
その後、会場から出た質問で、「社員が主体者になるにはどうしたら良いですか?」という質問をコーディネーターの早間さんが僕に振ってくれましたので、こう言いました。
「想いを共有したら良いんです。実は、先ほどの10テーブルのグループ長、はい!って手を挙げてくれたのは奈良青年部のメンバーなんです。凄くないですか?めっちゃ嬉しかったです。
彼は今年初幹事で、同友会自体もまだ入会して1年経ってません。きっと皆さんよりキャリアは短いほうです。そんな彼がここまで主体者になってくれている。彼に直接聞いても良いですか?〇〇さん、ちょっと舞台まで来てください。」
そしてマイクを渡します。しっかりと自分の想いを話してくれました。素晴らしかったです。そしてまた僕が話します。
「同友会も会社も全く同じなんです。ビジョンを共有する。本音で想いを共有する。成長というのを組織の軸に置き、それを組織の共通認識とする。
だから自ら手を挙げて挑戦した人を、必ず讃える。汗をかいた人に更なるアウトプットの場を用意する。向き合うのではなく、同じ位置に立って、同じ方向を向く。そして成長を実感してもらう場を創る。それがトップの仕事なんです。そうすれば勝手に組織に主体者が増えていくのです」
面白かったな~。皆さんのおかげで、学びある機会をいただきました。個人的に三回目の青全交の報告でしたが、中々出たくても出れない全国の舞台。全国青年部メンバー5200名中、15人しか出れない一番大きな舞台を既に三度も与えてくださった事に本当に感謝です。
青全交4回報告はきっと43年の青全交の歴史の中で誰もが未到達ゾーンだと思います。分からないですけど、今3回がトップと違いますか?僕が一番多いと思ってたのに、早間さんも3回って言ってたからな~。
でもまだ僕は35歳ですからね。僕の尊敬する早間さんですが、既に青年部をご卒業されてるので、現役では僕のはずです!笑
歴史とは今この瞬間一歩一歩創り上げていくもの。その主体者で居れる事に感謝です。これからも突っ走って頑張ります。皆様のおかげです。
最後になりましたが、このような素晴らしい場を創ってくださった山梨同友会の皆様、事務局の皆様、そして全国の皆様、本当にありがとうございました!