イベント21では社内の共通用語の一つとして、TTP,TKP,OKPというワードを使います。
TTPとは「てっていてきにパクる」の略です。
TKPとは「ちょっとだけ変えてパクる」
OKPとは「おもいっきり変えてパクる」です。
僕は6年程前に教えてもらったんですが、ネットで検索したら全国的に知る人ぞ知るキーワードなんですよね。面白いです。
学びにおいて、まずは教えてもらった事を徹底的に真似る。最初からカスタマイズするのも悪くは無いですが、まずはそのまま受け入れる。
なぜこのカタチに落ち着いたのかを考えると、先人が色々な試行錯誤をした上で完成されたやり方なはずです。じゃあ後から教えていただいた自分は、先人と同じ失敗をする事は避けられる訳ですから、まずはその最終形態を自分のモノにするのが一番早い。
そしてある程度慣れてきたら、次はちょっとだけ変えてみる。
把握したから出来る次のステップですね。自分の状況に合わせたり、自分のアイデアを加えて、進化させてみる。慣れてからカスタマイズするのと、導入のタイミングでカスタマイズするのでは、全く質が変わってきます。無駄な失敗も回避出来る。
そして最後は、おもいっきり変えて真似る。自分独自のモノにする。それが一番強い。なぜなら他人の考えの良いところを伸ばして悪いところを減らし、自分の環境に合わせて、完全に自分自身にフィットするから。
把握出来て、進化出来るようになれば、最後は完璧に自分オリジナルのモノに出来ます。
とにかく、まずは徹底的にパクる。TTPが大事。受け入れる。そして把握したらそれを自分用に変えていくのが良いという話です。
そしてこの考え方は、TTPという最近ぽい呼び方をしていますが、実は日本古来の考え方である、「守破離」と全く同じなんですよね。
守破離とは、日本での茶道、武道、芸術等における師弟関係のあり方のひとつ。
まずは師匠に言われた事、型を「守る」ところから修行が始まる。
そしてその型を自分と照らし合わせて研究する事により、自分に合った、より良いと思われる型を創る事により既存の型を「破る」
最終的には師匠の型、そして自分自身が創りだした型の上に立脚した個人は、自分自身と技についてよく理解している為、型から自由になり、型から「離れ」て自在になることができる。byウィキペディア。
守破離というと何か難しそうですが、TTPつまり徹底的にパクるんやと言えば分かりやすい。簡単に覚えられるし、伝えられる。
社内で、「昨日のセミナーで何をTTPしたん?」と聞けるぐらいの共通言語にしていきたいなと思います。ウチの社員達は知らぬ間に、日本古来の茶道、武道、芸術の世界での、師匠からの学び方を身につける事が出来るわけです。本人達はTTPとか言ってふざけながらでも、気が付けば本物の学び方を血肉化出来ている。
人が知らぬ間に成長していける環境。そういう会社って楽しいなと思います^^
いつもありがとうございます。