一昨日、社長会を開催しました。
社長会とは、年に二回、6月と1月に行う社内一体化の場の一つです。
これは、全社員が対象で、社長に直接聞きたい事や言いたい事があったらそれを聞きだして答えていく場です。
社長会の参加者は、社長+役職者3名+リーダー6名+最古参社員1名+希望者数名という構成。
みんなが自分の今一番聞きたい質問を一つずつ持ち寄り、出し合って、質問の優先順位をみんなで決めて、その一番目から社長がみんなの前で本気本音で答えていくという、ガチンコの場です。
質問は何でもよくて、東京支店の今後のビジョンや、自分達リーダーに求める事や、新人教育の現状や方向性や、現状社員が困っている事や、会社の仕組みや、労働条件について不明な点など。
楽しいですよ^^
社員が本音で社長と喋る機会って意外と無いんですよね。
質問や不満を抱えたまま放っておくと、社員は会社で活き活きとした毎日を送れなくなります。
ここで出してくれた本音の想いをすぐに会社として対応したら、この日からめっちゃ頑張る人財になってくれたスタッフも居ます。
経営者は、常に社員の声に耳を傾ける場を創って、目的を擦り合わせ続ける努力をし続ける必要があります。
今回の質問で一番多かったのが、全社員に月初に配布共有しているイベント21最新経営数値の読み方についてでした。
配布の時点でかなり分かりやすくしているのですが、それでも会社の数字というのは社員には難しい。なので今回の社長会の前半はこの質問に絞り、数字の勉強会みたいになりました。
なぜ会社が経営数値を配布しているのかというと、会社の現状や目指すべき方向性を社員と共有したいからです。だから社員には数字の読み方を身につけてもらう必要があり、とても良い機会になりました。
社長会を開催すると、現時点で会社が社員と一体化出来てない弱い部分が見えるので本当にありがたいです。それを一つ一つ吸い上げて、本気本音で向き合って、擦り合わせていきます。
昔、始めたころの社長会は、出てくる質問は「くれくれ」が多かったように思います。
「(自分は現状維持で)もっと会社に頑張ってほしい」というような、会社のみに負担を強いて社員が利益を得る為の意見ですね。こうなると間違いなく会社が弱体化するので、最終的に全社員が不利益を被る事になります。社員が会社の対面に居るイメージでした。
それが今は、社員自身が経営者と共に良い会社を創っていくという主体者としての意識を持ってくれているので、パートナーシップの関係性での良い質問が挙がってくるようになっています。社員と会社が同じ方向を向いている強さ。
「くれくれ」から「協働」に変化している事が本当に嬉しい。
数字を理解したいというのも、自分は目的を実現していく主体者として、会社の現状を理解しなければならないと気付いてくれているからです。後輩に聞かれた時に説明出来るようにしておかないと会社が一体化出来ないという、先輩やリーダーとしての役割の観点も持ってくれているからです。本当に建設的で素晴らしいです。
会社には段階があります。
協働する為には、最初にくれくれを全部出させる場を創らないと、いつまでたっても第二ステージへいけない。僕はこの5年間ずっとこの風土を創ってきました。
社長のマンパワーで結果を出せるのは売上5億までだと感じています。
これは業種や業態によって全く違ってきますが、サービス業の中の、イベント業の中の、イベント21の事業体制でいえばこのラインですね。
社員数が25名を超えたぐらいでこの壁が見えてきます。なのでこのステージの企業は必ずこの壁を超える力が必要になります。
今のイベント21でいえば、この方向性で社員と一体化すれば売上10億、経常利益1億を超える事が出来る。
そしてイベント21は、既にその体制が整ったのです。断言出来る。
5年前に必死で頑張ってた中長期戦略の準備の種が、今確実に開花してきている。本当にありがたいです。
それもあくまで通過点。
you happy, we happy!によって世界をより良く変えていける存在となり、早くまだ見ぬ次のステージにいけるように。
僕と共に成長している愛すべき仲間達全員で一生懸命頑張っていきたいと思います。いつもありがとうございます。