このたび、イベント21は更なる関西エリア強化の為、創業1958年から多くのイベント施工実績を持つ「マルキン株式会社」の全ての事業と資産と想いを継承しました。
それに伴い、西日本全域の物流拠点強化を進める為「イベント21高田センター」を設立しました。
本日2016年6月21日からマルキン株式会社の全ての事業は株式会社イベント21が引き継いでご対応させていただいております。
今日にいたるまで、マルキン社長と定期的なミーティングを重ねてきました。
継承後も、お客様にご迷惑がかからないように変わらぬhappy!をご提供出来るように、そして今まで一生懸命働いてきてくれた社員が路頭に迷わないように安心してイベント21で働けるようにしたい。
沢山の想いやお話しを聞かせていただきました。
イベント21社員で事業引き継ぎプロジェクトチームを結成して、案内状送付後はお客様のもとへ同行し、打ち合わせや現場に参加しながら進めてまいりました。
マルキンの本社へ行き、全従業員さんの前で引き継ぐ旨をお話しし、継承後もイベント21で働けるように希望者の正社員面接を行いました。
本日から無事入社しております。
イベント施工業界35年の職人の想いと技術は、これからイベント21の若手達に継承されていきます。
そして今まで沢山のイベント現場で活躍してきたマルキンのイベント用品は、全てイベント21の事業ルートに乗って日本中のお客様の元で、より一層happy!に輝く事になります。
元々マルキン株式会社は、僕の祖父が創業した会社です。
今は僕の叔父が代表取締役として継承し、長年経営に尽力されてきました。
父が急逝し、経営の勉強を必要としていた僕に同友会へ誘ってくださったのも、叔父であるマルキン社長です。
右も左も分からない中で、本当に良くしていただきました。この時いただいた恩は絶対に忘れないと誓いました。
叔父は奈良同友会の代表理事まで務められた、僕の尊敬する経営者です。
実は奈良で事業を行っていたイベント21が全国展開に大きく舵をとった一つの理由に、大恩あるマルキン社長に迷惑をかけたくなかった想いがあります。
同じ事業を営む同業者として、マーケットの小さな奈良県内で仕事をしていると、必ずバッティングする事になります。
このままではいずれ恩を仇で返すことになってしまう。
でもカッコつけてるほど自社に余裕はありません。
イベント21は当時自己資本比率がマイナス76%の超債務超過で、借金も何千万円もあり、すでに倒産寸前の状態でありながら、父の急逝による突然の事業継承で26歳の僕が会社に入ったところでした。
僕はここで決断をします。
どれだけ苦しくても、人として真っ直ぐ生きる。
カッコ悪い事して自分の夢を実現しても意味がない。
僕はチマチマ奈良県内の小さなパイを親戚で取り合って恩を仇で返す人間になるぐらいなら、日本全国に目を向けて全国各地、そして大都市東京のイベントを奈良から取りに行ったろう!と決意したのです。
自分の信念を曲げずに挑んできたからこそ、今のイベント21の成功に繋がっていると思っています。
自分に力が無いからカッコ悪い事をしても仕方がない、のではなく、最高にカッコ良い事が出来るように自分が努力して成長して、圧倒的な一流の力を身につければ良い話なのです。
なぜならそれが僕の目指している歩みたい人生であり、なりたい人間だからです。
それがyou happy, we happy!なのです。
もちろん、楽な道のりではなかったです。
このどん底の状態から、世界を変えるようなニューヨーク支店設立出来るカッコ良い会社を目指す訳ですからね。
月450時間労働で働きまくりました。一年間で病院搬送5回経験するぐらい。
最初の数年は死ぬ気でやってましたよ。
それが今ではベトナム、東京、横浜に支店を持ち、4名だった社員が64名に増え、そんな素晴らしい社員達のおかげで僕は本社にデスク無くして、週に1回数時間しか出社しなくて良くなってるわけですから。
人生って中々面白いですよね。本気でやれば夢は叶う。何でも出来るんですよ。
ありがたい事にその真実に気付かせてもらったからこそ、僕はこれからももっと沢山の夢を叶え続け、世の中に還元し続ける責任があるのです。
最近では、全国のイベントの問い合わせを大量に受ける会社に成長した事で、物品が不足した場合や、自社事業では対応出来ない案件は、マルキンにお仕事をお願いしてお手伝いしてもらう関係が続いていました。
奈良のマーケットが小さくても、全国から仕事を取ってきて地域の協力会社と連携すれば奈良が潤う。
地方の経済を循環させる基幹企業としての役割を、イベント21は担えるようにまで力をつける事が出来たのです。
この間、たった10年。本当に感謝です。
今回の事業継承で、マルキンとイベント21が一つになります。
今月は東のイベント21神奈川支店設立、そして西のマルキン事業継承によるイベント21高田センター設立によって、東西の物流拠点が新しく確立出来ました。
期首の経営方針発表会で掲げた2016年度イベント21経営戦略TOP9の、二番と五番の実現です。
この東西両軸の戦略で、更に盤石となった経営体制のもと、また一歩加速させて事業拡大へとイベント21は駒を進めます。
父の想い、叔父の想い、祖父の想い。
みんなの想いを僕が喜んで背負わせていただきます。
この世界に更なるhappy!を生み出すべく、愛すべき社員達全員で力を合わせて挑戦していきます。
これからもどうぞ宜しくお願い致します。
いつもありがとうございます。