火曜日は、「良い会議の作り方を学ぼう」の勉強会で、15分お話しさせていただきました。
せっかくですので皆さんの前で話した内容を、イベント21社長ブログでも共有したいと思います。
良い会議をしている(出来る・重要性を意識している)会社と、していない(出来ない・重要性に気付いていない)会社。
この違いは、社風や業績が大きく影響すると僕は考えています。
良い会議をしていない会社でよくあるのが、
・社員が全然意見くれない。
・社員がやらされた感満載。
・決めた事が進んでいかない。
・文句が多い。
・だからやってて経営者も社員も楽しくない
・当然利益も結果も出ない。
つまり、良い会議をしていない会社は、結局のところ、トップが良い会議をする重要性に気付いていない訳で、社員との関わり方のスタンスが上手く出来ない会社でもあります。
だから社風も悪いし、業績も良くない会社が多いんです。
良い会議を創る為のスキル、ディスカッションの仕切り役のスキルが重要になってくるのですが、
これは本質でいえば、みんなの意見を引き出し、巻き込んでいく、つまり、組織に主体者を増やす意識をきちんと持っているからこそ磨かれるスキルなのです。
良い会議とは、主体者が沢山居る会議のこと。
主体者が沢山いると、
・活発な「良い意見」がどんどん出る。
・会議しながらみんなが学び、成長出来る。
・会議が終わったらモチベーションが上がっている。
・会議で決まった事がきちんと実践出来ていく。
・会議を行う毎に社風や企業文化が良くなっていく。
・だから、結果(利益)が出る。
どうすれば主体者が増えるか。
・目的を共有する。(何のために?を常に明確に)
・巻き込む。(あなたは参加者ではない!)
・得する事を体感する。
相手(社員)の目的と、自分(自社)の目的を合わせる。
成長(ポジティブ・主体性・結果)を基軸とした組織創りに繋がっていく。
イベント21は、従業員数が毎年増え続けています。全員の力を合わせる必要がありました。
主体者を増やす事で、結果として、売上、利益ともに増えていきます。
イベント21はこんな感じで、月に一回全体会議してます。
その他にも、リーダー会や、チームミーティング、委員会など、毎月沢山の会議があります。
とにかくみんな、主体的に意見を出してくれます。
この時の会議コンテンツのテーマは、「全員がそれぞれ一年前に掲げた、一年後の目標に対するPDCA振り返り報告」を行いました。
会議テーマも、社員達が提案してくれます。
楽しそうです。
でも真剣です。
こう見えてガンガン意見出てます。
一般的には職人仕事と言われる、施工部門のメンバー達からも、意見がどんどん出てきます。
彼らがちゃんと、重要性や目的や役割を理解しているからです。
小グループにして、ディスカッションする事も多いです。
アウトプットが最大のインプットなので、一人あたりのアウトプットの機会を増やすには小グループにする事が重要です。
そしてディスカッションした後には、必ず発表の場を持ちます。
後で発表がある事で、ディスカッションのクオリティが上がります。
そして、学びを共有出来る。一つのグループの学びをそこで留めずに、他のグループ全員にシェア出来る。
そして発表する事で、発表者が一番インプット出来ます。
これは合宿です。参加型が、イベント21の基本です。
絶対に、聞いてるだけとかの会議はしません。無意味だからです。
この時は、二人一組になって「相手に自分の夢を語る」というワークをしています。
真剣です。
これは、自分達が所属する委員会プロジェクトの年間スケジュールを決めています。
すかさずアウトプット。何回も発信の場を持ちます。
そうすることで、学んだ事、インプットした事が、本当に自分のモノになっていきます。
自分で言うから実践する覚悟が高まっていきます。皆さんもそうでしょう?誰かに決められて言われた事を死ぬ気で出来ますか?
自分で決めた事だから、本気でやれるんです。
聞く方も真剣になります。なぜならこの後は自分も話すのでお互いさまですし、話す内容に興味も持てるからです。
イベント21合宿ではいつも、ご飯食べて、お酒入って、お風呂入っても、こうやって会議が出来ます。第二部部屋飲みフリートークと呼んでます。
みんな真剣です。主体者の集まりになっています。お酒入ってる、夜でも、誰もやらされた感で参加していない。本当に素晴らしい社員達なのです。
この時は、「イベント21サブリーダーが求められる役割」について、ディスカッションしながら理解を深めています。
僕達はたまに、ブレインストーミングという手法を使います。とりあえず意見をどんどんポストイットに書こう。というものです。
声の大きい人が会議を決めるのではなく、全ての人の意見を尊重し、引き出して、真剣にみんなで考える。
だから会議を通じて組織に主体者が増えていきます。
意見がどんどん出てきます。
こんな感じで、グループ長は、出た意見をまとめる役割を担います。まとめる力を養っていきます。
この後みんなの前で発表しますからね。ちゃんとまとめないといけません。だから学びが深まります。
アウトプットを意識するから、インプット出来るのです。
アウトプットの場がないなら、責任も覚悟もPDCAも無いので、適当にしか学べません。
全員の共有認識をとって、まとめていきます。
みんなの意見が入っているのと、みんなで決めた事だから、会議の場だけでなく、会議が終わった後もみんなで実践していける。
主体者を会議の中で創っています。実践していくのは社員達だからです。
まとめた事を、みんなの前で発表します。自分の意見や想いを発信する事を、実践で何度も繰り返します。
良い会議が出来ると、どんなことになるか?
これは、社外でのグループワークです。
会社の外でのプロジェクトですが、他社の経営者や学生達とディスカッション。
ウチの社員達はこういった場に慣れているので、堂々と自分の意見を言います。
イベント21はよく日本中から経営者さんが会社訪問に来てくださいます。
沢山の経営者の前で、社員が自分の想いを発信するのです。
社員はもちろん緊張しますが、成長出来ます。
社員が社外に向けて会社の事や、会社の理念、自分がなぜ働いているのかを語る。
アウトプットする事でインプットしているのです。その過程で、主体者になっていきます。
僕も社員と共に発信します。
経営者と社員が共に学び、共に成長する事が大事なんです。
これは同友会大学で、ウチの社員がグループ発表してます。
堂々と自分の意見を沢山の経営者の前でします。
社外に出て視点の高い経営者と共にディスカッションする場に身を置いてみる事、そして発信する体験に挑戦する事で、社員が、自分の成長を感じられる瞬間になるのです。
同友会青年部例会にも、ウチの社員は参加して、発表します。
これは合同入社式です。
舞台の上で、立派に先輩社会人として、これから新社会人となる他社の新卒達の前で、自分の想いを語っています。
彼女も新卒入社だったのですが、ウチで働いて一年経って、成長したなーって思います。
僕は経営者として、こういう場面に立ち会えるのが一番嬉しいです。
これはイベント21会社説明会。
学生達の前で、社員が自社のビジョンや良いところを語っています。
アウトプットする事で自分事になっていきます。主体者になっていけるのです。
新卒採用って、新卒者を採用する事が目標なのですが、実は一番の目的は、先輩社員の人財育成の機会なのです。
学生に自分が先輩として語る。語る為に振り返る。整理する。発信する。
この経験を何度も得る事で、働くという事に社員が誇りを持てるようになっていきます。
これは第一回イベント21方針発表会。
同友会の仲間もお招きして、社員と共にグループディスカッションします。
そして沢山の人達の前で、社員は自分の想いやビジョンを、一生懸命発信するのです。
この経験が、一年間の自分が働く最大の原動力となります。
社員が成長する。
挑戦や成長の文化が出来る。
会議に主体者として参加したくなる。
良い意見が主体的に出る会議になる。
社員の笑顔が生まれる経営が出来る。
良い会議をすることで、良い会社づくりが出来ます。
社員はみんな成長したいんです。意見を聞いてほしいんです。主体者になりたいんです。
それを実現するのは、経営者の責任です。
経営者が、主体者を生み出す場づくりのスキルを身に着ければ、みんなが幸せになれる。
経営者の僕達は、社員の笑顔を見たいんです。だから経営してて幸せを感じられる。
社員は契約上の労働者じゃないです。共にこの世界をより良くしていけるパートナーなんです。
良い会社つくりましょう!
ありがとうございました。