月曜日は滋賀同友会の年間最大の例会となる、第26回滋賀県経営研究集会に、第一分科会報告者としてお招きいただきました。
素晴らしい全県例会でした。
基調講演に、アイエスエフネットグループ代表の渡邉さん。
そして三つある分科会の中で、僕の他には愛媛同友会代表理事の田中さん、大阪同友会代表理事の堂上さん。
このそうそうたるメンバーの中に、若輩の僕も名を連ねる事が出来て、大変光栄です。
滋賀の皆さんに向けて、一生懸命イベント21経営をお話しさせていただきました。
同じ時間を共有してくださった皆さん、この学びの場を運営してくださった皆さん、本当にありがとうございました。
いや~しかし、渡邉さんの話は凄かったわ。
僕が分科会で報告する前に、基調講演に僕も参加させていただいて学ばせてもらってたんですが、創業15年で120億企業を育て、社員数3300名。52歳。
何より一番凄いのは、日本で一番障がい者雇用を行っている会社で、全ての人を生かす経営の体現者だという事です。
30大雇用と位置づけ、普通の企業が面接で必ず落とすような、社会的に就労が困難な人達を積極的に雇用しまくっている。そして利益を出している。この人もライオンや。
どれだけおるねん、ライオン。
普通に街歩いててライオンなんか絶対出会わへんで。
たぶん僕がライオン動物園に居てるからなんでしょう。それは凄く嬉しい。僕のステージが上がってるという事ですから。
普通に喋ってて2秒後にいきなり叫び出す人や、ずっとその場で小刻みなジャンプしている人を履歴書も見ずに雇用して、利益を出すんですよ。
それは新卒を雇用して短期間で利益出すよりも、もっと大変ですよ。
この会社には、それだけのクオリティの、仕組みと人と企業文化があるという事です。
そして、想い。
毎日この社会で自分が幸せに暮らせているのは、マジョリティ(社会の中での多数派)に自分が居てるから。
この世界は多数派の為に作られている事に気付き、少数派は自分達が幸せに生きる為に犠牲になっているのだと。
だから、自分が感謝の気持ちを持って少数派を救う。それは、自己犠牲ではなく、win-winの関係を作れば良い話。
つまり、人を生かす経営。全ての人を生かす経営。
素晴らしすぎる。
ハンマーで殴られたような衝撃を受けました。凄い人の話やな~とか、テレビや本の人の話やな~ではない。
この人は僕と同じ土俵に居る。僕の土俵の延長線上のめっちゃ先に居る人です。
それはつまりイコールで、僕の遅さが証明されているのです。
日本トップレベルの速さを持つ経営者を僕はライオンと呼びます。
おそらく386万人居る経営者の中でトップ200に入る、速さ。
0.00005%.
半端ない。
僕は経営者が社会で最も影響力を持つ存在だと考えています。
それは事業として社会に提供している価値に加えて、雇用や納税、地域社会のリーダーシップや家庭の生活基盤、全協力会社の売上や、約45年間にわたり全社員の人生の33%の時間を預かる存在だからです。
この影響力は、政治家や研究者、教育者の役割範囲ではカバーしきれない。経営者という人種は、政治、研究、教育全ての要素が必要であるうえで、経済を担う事が求められる。
僕はそれぐらい大きな責任を社会に対して自分が背負っている事を自覚しているし、この経営という自分の仕事に誇りを持っている。
そう考えると、大きな社会的影響力を育める速さで、1億2000万人中200人に入るのがライオンなのです。
引き継いだ大きなモノを維持する事も凄いのですが、維持だけでなく創造や発展出来る事が、めっちゃ凄い。
これは日本国民全員の中で、0.000001%の速さ。
そら衝撃受けるわ。って話。
この衝撃は、絶対に自分の中で終わらせない。
内への衝撃を外へのエネルギーに変える。世の中をより良くするエネルギーに。
また一つ出会いをいただきました。ありがとうございます。
頑張ります!