僕が経営の学びの場として14年間所属している中小企業家同友会全国協議会の第52回定時総会が、本日開催されました。
総会にて役員が新体制に変わりますので、本日で僕の担ってきた役割の任期が終了しました。
3年間、中小企業家同友会全国協議会(中同協)青年部連絡会の代表を務めさせていただきました。
47都道府県の同友会47,000社と、そのうち全国の青年経営者7,300社の経営者仲間と、西へ東へ、ほぼ全ての都道府県に赴き、関わらせていただきました。行きまくりです。
めちゃくちゃ感謝です。最高の役得でした。おもしろかったな~^^
人間が成長するうえでめっちゃ大事な時期、30代の後半に、このような地域と一生懸命関わる大役をいただけて、本当に僕はラッキーです。
振り返れば、
2007年、26歳の時に同友会に入りました。父の会社を継いで2か月後。当時の売上は1億1000万円。社員数は4名でした。
そこから、奈良同友会本会の支部幹事や、奈良同友会青年部の幹事や副幹事長などを務め、
2014年、34歳の時に、奈良同友会青年部の幹事長を2期務めました。
2015年には、近畿二府四県の青年部、関西ブロック長(青年部連絡会副代表)も兼任で。
2016年も副代表、早間さん代表体制のもとで学ばさせてもらいました。
そして2017年から3年間、本日まで、全国代表。ラストの年はPTA会長まで兼任でやってましたけど(笑)
ここまで、僕が同友会に入って学び、役を受けて汗をかいて14年。自社は売上16億円、社員数は175名まで拡大しました。
この後は、奈良同友会の副代表理事として頑張ります。今期コロナやけど、売上9割減食らっておきながら、一気に倍増で30億狙ってます^^
転んでもただでは起きない性格なんでね(笑)
なかなか経済団体の全国代表になる経験って、人生の中で人口比率としてもめっちゃ少ないレア度だと思うので、記録として残しておこうと思う。
僕が代表の時に、副代表や全国の仲間達みんなと一緒に一生懸命やった事。
戦略を簡単に言うと、縦と横の繋がりを強化する事、そして連絡会としての価値を高め存在感を発揮する事を大事にしました。
1)【横強化】全国の空白地帯に青年部を創る。自分達の地域にも青年部を創るんだ!という地域のみんなのおかげで、僕の任期中に7つの青年部が新たに立ち上がりました。あと実質3県で、全国制覇です。僕の次の代表石川さんがやり遂げてくれます。
次世代経営者の集まりである青年部がしっかり組織として確立し運営されていると、その地域の同友会や経済の未来は強くなる。
会社でいったら、若手達だけでコミュニティを運営し自立して学び合ってるわけですから、そんな会社は強いに決まっている。
2)【横強化】全国の青年部を繋げる。今まで単県で動いていた青年部が、県境を越えて情報、人、学び、想いを連帯するべく、一気にブロック化が進みました。
全国全てのブロックで青年部の定例ブロック会議や合同例会が開催されるようになった。青全交の分科会報告者の選定基準も各県の意見を尊重して整備された。
ブロック長を基点として各都道府県青年部からの意見を吸い上げ、全国で協議しまとめる組織になりました。それまで少し遠くにいた北海道とも、こちらから何度も足を運び関わらせてもらう中でもの凄く距離が近くなったのも嬉しかった。
会社でいったら、部署間、チーム間、拠点間の連携が活発な組織なわけですから、単体よりもスケールメリットを生かして様々な恩恵を受けられる。しかも独自性を大切にした多様性として成り立っている。そんなコミュニケーションの取れた会社のほうが良いに決まっている。
3)【横強化】毎回100名規模となる参加人数の連絡会が確立し、全国からリーダー達が連絡会で集結する事が当たり前になりました。
その中で連絡会運営の役割分担や、ブロック長挨拶、かなり早い段階での定例月イチスカイプ会議の導入。からの定例zoom正副会議への進化もコロナ前から実施。グーグルドキュメントによる議事録や、ドキュメントファイル、グーグルカレンダーなど様々な機能が導入され、見える化、情報共有が進みました。
会社でいったら、会議が大事にされ、それぞれ役割を担う者がいて、総務がしっかりしている組織であり、ITを活用したオープンかつスピーディな情報共有。そんな会社の方が参加者じゃなく参画者が増えるに決まっている。
4)【縦強化】本会との連携強化。歴代青年部OB会も定期的に開催されており、凄く青年部を応援して下さる大先輩達だらけになりました。本当にありがとうございます。
会社でいったら、歴史を大切にし、先輩から理解されて見守られている組織。そして若手は先輩をリスペクトしている組織。先輩達のおかげで、めっちゃ青年部がやりやすい環境になりました。そんな会社の方が一致団結出来るに決まっている。
5)【縦強化】次世代コミュニティ創造。青年部の中に青年部を創るべく、全国の次世代の若手メンバーを対象に、2030ビジョンプロジェクトメンバーを募り、心強い若手達が連携出来る環境が生まれました。
会社でいったら、社長や役職者が中心の組織運営(本会)の中に、若手中心の独自組織(青年部)があり、その青年部の中に更に各拠点のエースが集まった新卒達の独自組織(2030ビジョンプロジェクトメンバー)があるという三重構造の組織。
それらがバラバラに活動しているのではなく、同じ理念で紐付いている。次世代メンバー達による2030ビジョンが完成した。
そんな会社の方が少数のマンパワーで成り立っている貧弱な組織ではなく、リーダーが沢山いるような人財の層が厚い組織に決まっている。
6)【横強化】他団体との連携。YEG全国代表はじめ10数名と、東京で意見交換する機会をいただき、それまで同友会全国青年部としてはそういった外部との機会が無かったので全国から10数名集まっていただき、話し合う事が出来た。中々歴史的な場面でした。
会社でいったら、社外の協力会社とのオープンな交流が活性化している組織。外を知るからこそ内の理解が進む。そんな会社の方が、気付きが多く、社会に対して出来る事が増えるに決まっている。
7)【縦強化】創業の早間体制から、拡大の中野体制に。そして、組織実践の石川体制への引き継ぎ。
創業者がトップダウンで圧倒的な想いとパワーを持ってゼロからイチを興し、
二代目がバランスをもって土壌や文化を整備しつつ周りを巻き込みイチからジュウに拡大発展させ、
三代目がボトムアップ全員一丸体制として、ジュウからヒャクの強靭な真の組織実践フェーズを確立する。
そして既に現段階でその先の未来、四代目以降の人財達までもが育っている。この世代で今まで歴代がバトンを繋ぎ挑んできた事が完全開花する。
めっちゃ理想的な事業承継のカタチを、僕達は進めていると思います。会社で言ったら、一番難しい事業承継をスムーズに出来る組織のほうが永続的に発展し続けるに決まっている。
同友会での写真をいくつか載せようとiPhone調べてたら、自分でもびっくりするぐらい腐るほど出てきて、これ選ぶの無理やと諦めました(笑)
すげー。めっちゃ色んな仲間と色んな場所で笑いあってる写真だらけ。色んな想い出あります。
いや、諦めたらあかん。ここでいったん整理しといたほうがいい。今日しかやらんで絶対。
せめて、僕が全国の代表やらせてもらった始まりの日となる2017年7月6日の第49回定時総会から、終わりの日となる本日2020年7月14日の第52回定時総会の間に絞ろう。
同友会の写真3年分。iPhoneに入ってるやつだけでもいいから!そのルールでいこ!
いや、だいぶ端折ったうえで数えたら239枚あったけど。。
大体時事系列になってると思うけど。そもそもこれ全部表示されるんかな。。
写真見てたら感慨深いわ。え、これ3年前!?みたいのとか。懐かしいな!!
いやー、こうやって見たら結構頑張ったな俺。おもろい記憶しかない笑
みんなにめっちゃ助けられたなって思う。
そしてめっちゃ勉強させてもらったなって思う。
とりあえず一枚目だけは、2014年の写真やけどいっとこ笑。
以降、2017年7月10日から。
写真は一瞬しか切り取らない。写真撮ってない大切な瞬間も沢山あるし、ここには載せきれない想い出だらけに思う。
でもなんか、全てが僕の血肉になっていると感じられる。これは僕だけの財産。
同じ時間を僕と一緒に過ごしてくれた、出会えた全ての仲間達に感謝です。
いや~、ほんまおもしろかったな!!!
これから更に進化爆走する中野愛一郎第二章を楽しみにしといてください^^
3年間ありがとうございました!
中同協青年部連絡会 前代表 中野愛一郎