僕は、豊かな人生を歩む為には物事の本質を見極める力が必要だと思っています。なぜなら世の中には本物の数以上に、偽物が多く溢れているからです。
本質を見抜く力を持っていないと、見た目の虚飾や何となくの場の雰囲気に流されたり、ただ身近というだけの人の発する言葉や、短期的な自分の損得で物事を判断してしまい、人生の大事な選択をしなければいけない時に最適なルートを判断する事が出来ません。
本質を見極めていく為には、僕は5つの視点が必要だと思っています。
それは、鳥の目、虫の目、魚の目、時の目、人の目です。
鳥の目(物事を全体から見る視野の広さ)
虫の目(物事を詳細まで見抜く視力の良さ)
魚の目(物事を別の角度で見れる人と違う着眼点)
時の目(物事を短期的、中期的、長期的それぞれの時間帯で見る焦点距離)
人の目(人の気持ちを配慮出来る優しさ)
この五つです。
鳥虫魚はよく聞きますが、僕は後二つ勝手に付け加えて、時人の合わせて五つの視点が必要だと思っています。
一つ目は鳥の目で、高い所から俯瞰して物事を見る事です。物事の全体像を把握する視野の広さを持っていないと、つねに今見えている小さな範囲のみで判断する事になります。地図を見ないで行き当たりばったりで目的地に向かうようなものです。辿り着けないか、もしくは多大な手間暇かけて遠回りする事になります。
二つ目は虫の目で、物事の細部まで見抜く視力の良さを持っていないと、水に濡れて大事なところがぼやけている地図や、手書きでぱっぱと描いた地図を見ているようなものです。実際の場面まで行った時に、繋がっていると思っていた道が実は途切れていたり、道を一本間違えていたり、落とし穴があったり、重要な目印を見逃してしまう事になります。
これも目的地まで辿り着けないか、もしくは多大な手間暇かけて遠回りする事になります。時間や体力、資金は有限ですので、あまりに非効率すぎるとゲームオーバーになります。
三つ目は魚の目で、人と違う着眼点を持つ事です。カメラのレンズで、魚眼レンズというものがあります。通常のレンズよりも面白い視点での写真が撮れるのですが、この視点を持っていると、みんなが目的地に向かって同じ道を一生懸命進んでいる中で、全く違う近道を見つける事が出来ます。
例えば、みんな歩いてるのを横目にタクシーに乗って追い抜くとか、道の無いところのフェンスを乗り越えて近道するとかです。誰よりも早く目的地に辿り着ける能力です。
四つ目は時の目で、先を見る力です。中長期的な視点を持っていないと、必ずブレます。短期的な視点のみの人は、どうしても今見ている現状の繰り返しの延長線上に中長期が繋がっていると勘違いしがちです。そんな訳はなくて、長期的な最終目的地の手前に中期目的地があり、中期目的地に辿り着くために短期的な手法があるという逆算の視点を持つ必要があります。
時間軸で物事を考えないと、例えば今歩いている道の先が工事中になっているかもしれませんし、今持ってる地図には載っていないもっと新しい道が出来ているかもしれません。時代は常に激しく変化しています。目的地を設定して、現在地を把握したうえで、最短ルートを時間軸で見て行かないといけないのです。
五つ目は、人の目で、人の気持ちを配慮する視点です。どれだけ効率的で安全な最短ルートだったとしても、疲れた顔をしていたら休憩をはさんであげないといけないし、急な山道では声をかけて励ましてあげないと、目的地に辿り着く前に体力や気力が続かなくなります。機械じゃないのでロジックだけでは人は動かないし、目的は達成できないのです。
この5つの視点を持ち、それぞれの視点の精度を高め続ける事で、目的地に辿り着く事が出来ます。
僕達共通の目的地は、幸せになる事です。
その為の手法として、夢を叶えたい。なりたい自分になりたい。やりたい事を実現したい。が生まれます。
せっかくこの世に生を受けたのだから、自分の人生の目的地に辿り着きたいですよね。つまり、幸せになる為に、僕は5つの視点が必要だと思うのです。
僕の人生の目的地は、you happy, we happy!を実現してこの世界をより良く出来る存在になる事で、辿り着けます。これが、僕が人生をかけて一番幸せに感じる事です。
僕の幸せは、周りの人達が幸せになる事でしか実現しません。だからこそ、you happy, we happy!なのです。
今回は目的地(ビジョン)について例え話をしましたが、これは人間や物事など全てに言えます。
偉そうに語っていますが、自分はまだまだ未熟なので追求し続けています。
本物になりたいなと思いますし、本物を見極める自分でいたい。だから常に、視点を磨き続ける。
周りが幸せになって、自分も幸せになる為に。