水曜日は、経産省中小企業庁事業「女性の積極活用事例セミナー」でパネリスト務めてきました。
いつもと違う感じが新鮮で楽しかったです。
イベント21という会社は、ダイバーシティを肯定し、全てを受け入れてきた会社です。
その結果、もちろん挑戦して失敗した事もありましたが、現在子育てママが9名、障がい者5名の雇用の場の創出、インターン、中卒、新卒、女性など、多種多様の人財が活躍出来る組織となっております。
こちらが必要な人財を決めつけるのではなく、イベント21で働きたいと言ってくれる人材をいったん受け入れて、その人らしさ(個性)を発揮し、世の中のお役にたって輝ける人財となれるように、合わせてきました。
その人に合ったワークスタイルを新しく生み出す。
その為に時短やワークシェアリング、在宅、環境整備、役割分担、情報共有の仕組み、拠点創造、共に働く仲間達のフォロー意識を高めればいい。
人材不足が日本中で起こっているこの世の中ですが、僕にしてみれば自らが変わる努力を怠っているようにも見える。
会社の門戸を広げる努力、そして入ってきた人材を会社にフィット出来るように合わせる努力をすれば、より多くの人財層にリーチ出来るようになる。
地球に住んでる半分が女性です。家庭には沢山の優秀な人財が眠っている。しかも彼女たちは働きたいと願っているし、それは深刻な社会問題にもなってきている。
社会の公器である企業が、そこを無視して人材不足と言うのは、企業努力が足りないとしか思えないのです。
自己犠牲100%である必要はない。win-winの関係性を構築して三方良しを進めるのが経営であり、経営者の責任。
結局は、高い志を持って沢山の人達にhappy!を生み出す為に挑む経営姿勢が、企業発展の最短ルートになるのです。
今回、セミナーで話す為に、女性の積極活用事例セミナーという事で、ウチの女性社員第一号であり、働くママに輝いてもらうワークスタイル創造を共にイチから創ってきた弊社の営業チーフ(入社6年目)に色々話を聞いてたんです。
セミナー当日午前中の話です。
「午後から女性の積極活用事例セミナーで話すねんけど、せっかくやから実際に働いてる女性社員からの声も聞いとこ思って電話した。具体的にどんなところが、イベント21が女性の積極活用出来てる部分やと思う?」
「パートナーさん(働くママの短時間パート採用)の雇用ですね。ただ雇用するだけじゃなくて、その人が働きやすい風土や仕組みを作っている。ウチの場合急に子供や家庭の事情で休んでも全く嫌な雰囲気にならない」
「正社員は現在チャレンジしてるところ。これは先を見据えてやっている。今度総務の子育てママ正社員が入社決定してるのもあり、一歩でも進めていこうとしているところですね」
「実際に女性が上の役職になってる。女性だからという理由で人を見てない」
「なるほどな。確かに。じゃあ女性を入れるメリットとしてはどう思う?」
「女性を入れるメリットとしては、女性目線で気遣いの出来る視点が会社に入る事ですね。実際にパートナーさん達が根付いて、社風が良くなりました。社風に合う人材を入れるのがポイント。それは男性でも同じ」
「女性は男性と違って、ずっと働くんだというモチベーションよりも、お世話になったからという理由で今を一生懸命頑張る人が多い」
「ほんまやな。それ今日言うわ」
「愛一郎さん、それなら良い機会だったのでウチの女性社員達もセミナーに参加してもらえれば良かったですね」
「おお、ほんまやな。それ良い案やん!今から無理かな?」
「ちょっと今からは彼女たちのスケジュール的に厳しいですね」
「そうか。。じゃあ、○○さん(本人)来る?女性社員がさっきの話を直接話したほうが説得力あるやん。きっと参加する経営者の人達もそれが一番気付きになると思う」
「行けますよ」
という事で、当日数時間前に急きょ、女性社員も登壇する事になります。
さすがは無茶ぶりを当たり前のように対応出来る文化、イベント21です。
中々社員の立場で、数時間後にセミナーパネリスト参加ってハードル高いように思うのですが、やるな~営業チーフ笑
まー彼女は本社のナンバー2として今まで頑張ってくれてるんですが、次年度からは彼女は本社営業チーフから西日本マネージャーに昇格し、現在東京で頑張っている東日本マネージャーと二人で、名実共に、僕の右腕左腕となります。
元々5年半前、まだイベント21が10人も居なかった時代。
死にかけ寸前の経営状況において渾身の一撃で生み出したweb展開のビジネスモデルが成長軌道に乗ってきた時に、求人に応募してきたのが彼女です。
僕は当然男やと思って求人を出していたのですが、女性が来てビビった記憶があります。
こんなむさくるしい会社に女性が来たぞ。どうする!?と社内会議です。
「この仕事はハードやし、女には務まらない」
「トラック運転出来るのか?現場で重たい機材を運べるのか?」
「ウチはそんな会社じゃない。同業他社でも女性なんか働いてない。無理でしょう」
そんな意見が出たのですが、僕は一切無理とは思わなかった。
今の男の力だけでまわしている現状の枠組みで考えると無理かもしれないが、僕が見ていたのは未来。
これから僕が創っていきたい未来のイベント21にしていく為に、新しい力、女性の力は必要だと思ったからです。
あれから5年半がたち、男性だけの一つの力だけでなく、女性の力も加わったイベント21は、どんどん発展していく事になります。
今では女性正社員が4名、女性パートナーさん(パート)9名の13名が働いてくれている。
これはイベント21全体52名の組織で、25%の割合になっています。あの時無理だと決めつけていたら今のイベント21は無かったと断言出来る。
新しい力を受け入れて生かす為に、変化に対応して合わせていける組織になれた事が、結局は現状から脱却出来る結果に繋がったと思います。
この成功体験が、この姿勢が、今取り組んでいる様々な人財を受け入れる会社に繋がっているのです。
僕達なら、変化に合わせる事が出来る。僕達なら、人を成長させて輝かせる事が出来る。
理念で個性を繋げる。
これからもyou happy, we happy!を実現していける会社づくりを、全員で頑張っていきます。いつもありがとうございます。