以前教えていただいた学びの一つに、「和魂洋才(わこんようさい)」という概念があります。
日本の魂は失わずに、諸外国の技術を学ぶ事です。日本人は、あらゆるものを一旦受け入れる民族です。そのうえで、一つ一つを検討し、本当に必要か振るいにかけて判別してきました。
我々日本人には、あらゆる良いものを更に自分達に合うように日本化する能力が際立っているのです。
守破離が出来ているんですよね。
まずは師の型を守って自分のものにしたら、それを破って自分が一番力を発揮出来るように自分の居る環境に合わせてカスタマイズし続け、最後は師の型から離れてより良い新しい型が出来る。
ダーウィンの進化論では、生き残る者は、一番強いものでも、一番賢いものでもなく、常に現状に対応して変化していけるものだ。と言ってます。
つまり、適応力。
どれだけ、この力を持てるか。適応力を高める事が、人が成長するうえで、そして結果を出すうえでの最短ルートなのです。
もちろんただ受け入れるだけでもなく、周りに合わせるだけでもない。
自分の信念という、核となる部分は変えてはいけない。じゃないと自分を見失う。ブレる。ただのコピーになり、自分というオリジナルの値打ちが無くなってしまいます。
環境に適応する為に表層を変化させ続ける事で、核も強くしていける事を知り、その意識をもって両輪を高めていく。それが一番強い。
変わる事を恐れてはいけない。視点の低い人からの攻撃を恐れてはいけない。
本質からブレずに日々歩んでいれば、必ず結果が出る。誰もが認めざるをえない圧倒的に分かりやすい結果を出す覚悟をして、突き進めば良い。
いずれ全ての評価が決定される。誰が正しかったのかは、時代が全部証明してくれる。
批判するだけで自分では何も動かない人と、批判されても自分から動く人。時が過ぎていく中で、どっちがhappy!になっているのか分かるでしょう?それで良いじゃないですか。
今、結果が出ていない人は、相当悔しい想いをしていると思う。
自分もそうだったから分かる。26歳で二代目経営者になった僕は、その肩書きから連想される世間一般的なイメージだけで、僕がこれから生み出そうとしていた新しい未来を馬鹿にされた。
めっちゃ悔しかった。でもそれは、それでも理解したいと思わせる事が出来なかった自分自身の力の無さが原因だと気付いただけの話です。だから弱みを強みに変えた。
26歳の二代目経営者だからやっぱりダメだよね~。ではなく、26歳の二代目経営者なのに凄いですね!と言われる自分になれば良いと気付いたのです。
この痛みを知れた事に感謝してます。だから僕は決して年齢とか、肩書きや、その人の現状だけで、その人の発するビジョンの価値や、未来への可能性を判断しない。決して馬鹿になんてしない。
そんなのは今自分が目に見えるものでしか物事を判断する事が出来ない、視点の低い人間のやる事だからです。それは物凄く自分が機会損失している事で、とてももったいない事なのです。
ビジョンは間違いなく正しいのに、掲げるビジョンと自分の現在地とのギャップがありすぎてビジョン自体のポテンシャルも認めてもらう事が出来ない悔しさ。証明出来ない自分の力の無さへの悔しさ。
めっちゃ分かる。そしてだからこそ言いたい。
人は自分のものさしで計れないものを否定する生き物です。その相手が持つ小さなものさしになんか、収まる必要なんてないですよ。せっかく規格外の個性を持っているのだから。それは本当に素晴らしい事なのです。どんどん行けば良い。
壮大なビジョンを掲げる人、そして他者に関わる役割や使命を持った人は必ず他者から攻撃される。でも負けたらあかん。自分に負けたらあかん。自分が努力して、自分の実力でやり返すのです。
自分の信念を信じ続ける。適応しながらも貫きとおす。
そして自分の創造したビジョンの真価を世界に証明出来た時には、今は未だ信じられないかもしれませんが、必ずこう言える自分になっているのですよ。
「あなたのおかげで今があります。ありがとう」と。
人生って面白いです。正々堂々と生きた者が幸せになれるんです。今苦しんでいる人は、適応力を高めたら良い。僕も頑張ります。
面白い世界を創る事に本気な人間達で、それぞれ自分の信じるビジョンをぶつけ合い、磨き合えたら嬉しいです。そして誰も見た事ないような世界を一緒に創りましょう!
you happy, we happy!