土曜日は、第9回北陸青年経営者三県合同例会に参加する為に、富山へ。
新大阪からサンダーバードで石川県金沢を経由し、金沢駅から富山県の高山駅に向かう。
グーグルマップでは途中の倶利伽羅駅から路線の色が変わって、JRから「あいの風とやま鉄道」となっていたので、乗り換えやと思うじゃないですか。
うとうとしてたので、駅に着いた時に「やべ!」と立ち上がり、ドアを手動で開けるボタンを押して急いで駅に降ります。
ふ〜危ない。ここで降りやなエライことになるとこやった。
ん?
え、ここ合ってるん?誰もおらんけど?
明らかに、一瞬でヤバい事になった可能性がある。
とりあえず駅員さんに聞こう。今はとにかく人間と喋りたい。
ここだけめっちゃハイテク。なんやこれ!?
誰もおらへん。セミの音だけ。うおお。
次の電車は何時や?14時から例会開始やねんて!
ヤバすぎる。
はっ!タクシーや!駅前に待ってるタクシーに乗ろう!(駅の外へ飛び出る)
誰もいてない。
何かないのか?と周りを見ると、駅の壁に、タクシーをお呼びの際は最寄りの弊社まで、と書いてる電話番号を発見。
おっしゃー!電話でタクシー呼ぼう!
「あの、今倶利伽羅駅なんですけど、何分で来れますか?」
「20分ぐらいかかります」
最寄りちゃうやん。
ていうかここどこやねん!
山の中。
全てを悟った僕は、とりあえず北陸の仲間に、メッセンジャーで倶利伽羅駅の写真を送付。
「間違えてへんなとこ降りてもた。終わった」
と送ったら、速攻電話かかってきて、爆笑しながら「どこですかそこ?」
「俺が聞きたい」
「今日は間違いなくそれネタにされますね爆笑。次の電車はいつ来るんですか?」
「(例会開始14時)えっと14時3分。たぶん遅れるな」
「愛さんそれ間違いなく遅れます!」
そして電話をきり、大人しく陸の孤島で足掻くのを諦めた人のザ見本がこれです。
めっちゃええとこ倶利伽羅駅。
例会報告に20分も遅刻して参加することになりました。申し訳ないです。
北陸三県過去最高となる、160名を超える参加者。
角柳実行委員長をはじめ、実行委員会の皆さんが汗をかかれて作り上げてきた運営と、「輝く人を育てる未来ビジョン」をテーマに株式会社GAIA取締役社長石内さんによる素晴らしい報告。
その後のグループ討論も楽しく、僕の隣に運悪く座られたゲストさんは例会が終わって即入会されてました!やったー!
北陸の宝が一人、また一人と、僕らの仲間に加わってくれる喜び^^
その後の懇親会では中同協青年部連絡会代表として、開会の挨拶をさせていただきました。ありがとうございます。
僕はいつもありがたいことに皆さんの前でマイクを持たせていただく機会が多いのですが、経営者には真正面から経営の話で聞く耳を持ってもらうという事、同友会への理解を深めてもらうという事、そして僕の覚悟を発信する事を心がけています。
勢いとか、ノリとか、言い訳とか、中身の無い形式ばった本質の意味で全く面白くない挨拶ではなく、何か気付きを得てもらえるような挨拶を本気でしてます。毎回。
聞く価値のある話をすれば、人は雑談を止めて話を聞いてくれるからです。
聞け!ではなく、聞きたいを刺激する。北風と太陽。
人前でマイクを持たせていただくという事は、皆さんの時間をいただいているということ。つまり、沢山の人の命を僕はいただいていると思っています。
そして限られた時間の中で僕が挨拶をさせていただく意味や、主催者の皆さんが僕に挨拶の場を用意してくれた想いを考えると、毎回聞く価値のある話をしないと何の意味もありません。
それぐらいの覚悟を持って毎回挑ませていただいているので、いつも結果として会場中の何十人何百人の皆さんが静まり返って聞いてくれていると思っていますし、
「凄かった」って感想を言ってくださるのが本当に嬉しいです。
つまり僕は僕で、常に発信力を磨き続けないといけないわけです。これは本当に役得です。
だってこういった場で多くの人を響かせられるような発信力を磨けば磨くほど、僕は社員達やお客様や地域の皆様にも自分の想いを伝える術を身に着ける事が出来るからです。
こういった事を書くと、中野はどんな挨拶するんや?どんなもんか見たろうやないか!となるでしょう?
そういうの、望むところです。僕はまだまだ成長出来るから。そんな成長出来る負荷の環境を自ら創りまくって挑んできました。
全ては、世界をより良く変えていくyou happy, we happy!理念を実現出来る力を本気で体得したいからです。
まー失敗したら笑ってください。僕が一回皆の前で恥かくだけで済む話です(笑)
今まで生きるか死ぬかの最前線を何度も満身創痍で潜り抜けてきた僕にとって、そんなのはメリットしかない挑戦です。
もう二度と、あの11年前の全く希望を見いだせなかったイベント21に戻りたくない。
一生懸命頑張ってくれている今の社員達がイベント21から未来へ抱いているキラキラした希望の灯を消したくない。
最近の僕は恵まれすぎている。感謝しかないです。だから感謝し続けられる人生環境を自らが成長し続ける事で創り続ける。
例会、懇親会、二次会、三次会、四次会と、県境を越えた交流が当たり前の仲間達。全員が良い会社を創りたいという目的を持って集う場。
三次会では社員さんの退職を防げなかった自分への悔しさに、涙を流して僕に話をしてくれた仲間もいました。
「中野さんに聞いてもらえて良かった。モヤモヤしてたのがストンと落ちました」
そういうのが本当に嬉しいです。今日ここで僕達が出会った価値がある。お互い良い会社創りましょね!
いつもありがとうございます。
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