皆さん、こんにちは!
イベント21神奈川支店の森谷です!
先日、Great Place To Work®のアジア地域における表彰・カンファレンスへの参加のため、スリランカへ行ってきました!
実は、私にとってこれが人生初の海外…!
初海外がスリランカになるとは、少し前の自分は全く想像していませんでした(笑)
今回の6日間では、カンファレンスだけではなく、実際に街を歩き、人と話し、歴史や文化に触れ、たくさんの「日本とは違う当たり前」に出会いました。
そして不思議だったのが、スリランカについて知れば知るほど、考えていたのは日本のこと、仕事のこと、イベント21のこと、そして自分自身のことだったことです。
「働きがいって何だろう?」
「これから人間に求められる仕事って何だろう?」
「人を成長させるリーダーって、どんな人なんだろう?」
今回は、そんな問いをたくさん持ち帰った6日間について書いてみたいと思います!
★初めての海外で、「正解が分からない」を経験する
スリランカでは、観光するだけではなく、いくつかの小さなチャレンジもしました。
その一つが、ペターマーケットでの値引き交渉です!
商品を見て、お店の方と話して、値段を交渉する。
日本で普段買い物をしていると、表示された金額を見て購入することがほとんどなので、最初は「これ、どうやって決めるの!?」という感覚でした(笑)
そして別の日には、500ルピーと目的地だけを頼りに、トゥクトゥクで目的地を目指すことにも挑戦!
知らない土地。
慣れない言葉。
いつもの環境とは全く違います。
でも、正解が分からないからこそ、相手を見て、話して、周りを見ながら、自分で判断して行動する。
やってみると、これがすごく面白かったんです。
今はスマートフォンを開けば、行き方も、評価も、おすすめも、たくさんの「答え」が出てきます。
仕事でも同じで、マニュアルや過去の事例、そしてAIを使えば、以前より簡単に情報や答えへアクセスできるようになりました。
だからこそ、
「答えを知っていること」と「自分で判断できること」は違う。
そんな当たり前のことを、知らない土地に飛び込んだからこそ改めて感じました。

★AIが発展するほど、「人間らしさ」が必要になる?
今回のカンファレンスでは、AIやテクノロジーと、これからの働きがいについても多く語られていました。
AIを活用すれば、仕事はもっと速く、便利になります。
でも話を聞きながら、私は一つ疑問を持ちました。
「仕事が楽になることと、働きがいが高まることは、本当に同じなのだろうか?」
働きがいは、人によって違うものです。
何かを達成することに働きがいを感じる人もいれば、人の役に立つこと、成長すること、仲間と一緒に何かをつくることに感じる人もいる。
だからAIによって仕事が効率化されるだけでは、人の働きがいが生まれるとは限らない。
むしろ、AIやテクノロジーが発展していくからこそ、ただ出てきた答えを使うのではなく、その情報をどう受け取り、目の前の状況にどう活かすのかを自分自身で考えることが大切になっていくのだと思います。
便利になり、できることが増えても、最後に判断し、行動するのは人です。
だからこそ、これからはAIを使う力だけではなく、自分で考え、判断し、その判断に責任を持つ力が、より大切になっていくのではないかと感じました。
そこで印象に残ったのが、
「Be Human」――人間らしくあること。
そして、人との関わり方について考える「HUMAN」というキーワードです。
H:傾聴する
U:理解する
M:調整する
A:真正性
N:ニーズ
まず相手の話を聴く。なぜそう考えるのかを理解する。相手や状況に応じて関わり方を調整する。自分自身にも誠実でいる。
そして、その人が本当に必要としていることを見る。
テクノロジーが言葉や情報を運ぶことはできても、その情報をどう受け取り、相手とどう向き合い、最後にどう判断するかは、人が担う必要があります。
AIについて学び学んでいる中で、「人間って何ができるんだろう?」という問いが自分の中に残りました。
★「なんで?」の先にある、好奇心
今回、特に心に残ったエピソードがあります。
あるスタッフが、仕事中にスマートフォンを使用していました。
ルールだけを見れば、「仕事中にスマホを触っている」と判断することもできます。
でも実際には、言葉が通じないゲストを助けるために、翻訳機能を使っていたそうです。
表面だけを見れば同じスマホを使うという行動ですが、背景を知った瞬間、その意味は全く異なります。
ここで語られていたのが、好奇心でした。
見た瞬間に判断するのではなく、「なぜ、この人はこうしたんだろう?」と考えてみる。聞いて、理解しようとしてみる。
私自身、納得できないことがあると「なんで?」と思うことが多いタイプです。
でも今回、
「なんで?」は相手を否定するためではなく、相手を理解するためにも使えるということに気づきました。
リーダーだから答えを知っていなければならないのではなく、むしろ分からないことに対して「教えて」と言えること。
情報にアクセスできることと、判断力があることは違いますし、
AIによって誰でも大量の情報にアクセスできる時代だからこそ、この「問いを持つ力」はもっと重要になるのではないかと思います。
★心理的安全性の、その先へ
私自身が一番考え続けたのが「心理的安全性」についてでした。
〇安心して意見を言える。
〇分からないことを「分からない」と言える。
〇失敗や疑問を共有できる。
働くうえで、とても大切なことですが、一つ疑問を持ちました。
「安心できる環境をつくった、その先は?」
安心できる場所をつくること自体がゴールになってしまったら、人はそこから新しい場所へ進めないのではないか。むしろ成長の機会を奪うのかもしれない。
その中で、私は心理的安全性を、こんなふうに捉えました。
安心できる場所は「温室」。
そして成長するために、ときにはそこから「砂漠」へ出る。
砂漠には正解がありません。
花を植えてもいいし、オアシスを自分で作ってもいい。
その過程で、今までの経験が通用しない、失敗するかもしれない。自分で判断しなければならない、そんな経験をすると思います。
でも、そんな経験があったからこそ、
「あの経験があったから今の自分がある」と思えることもあります。
だから私は、これからのリーダーには「砂漠に導く力」も必要なのではないかと考えるようになりました。
★「助ける」ことが、相手の成長を奪うこともある
ただし、砂漠に放り出して「頑張って!」では、リーダーシップではありません。
一緒に砂漠へ行ったとき、どこまで助けるのか。ここも今回かなり考えたポイントです!
困っているから、すぐに答えを教える。できなさそうだから、代わりにやる。
それはその瞬間には優しさかもしれません。でも、本当にその人のためになっているのか。
この人は今、助けを求めているのか。
少し助ければ、自分の力で達成できるのか。
ここで全部やってしまったら、本人の達成する機会を奪わないか。
どこまで助けるべきなのか。
必要なのは、「助ける」「助けない」の二択ではなく、見極めることと、伝えることです。
挑戦して、安心して戻ってこられる場所をつくり続ける。
ずっとそこに留めるのではなく、その人が次の一歩を踏み出せるタイミングを見極めて、リーダー自身も安全な場所から指示するのではなく、一緒に未知へ出ていく。
私たちは今回、これを「砂漠に導くリーダーシップ」と呼ぶことにしました。
★アジア25位はゴールではない
イベント21はGreat Place To Work®のアジア地域におけるランキングで25位という結果をいただきました。
実際に現地で、さまざまな国や企業の方々が集まる場所に立ったことで、日本にいるだけでは感じることのできなかった経験でした。
昨年よりも5位アップの25位という結果は嬉しいです。
でも同時に、「なぜ私たちはここにいるんだろう?」とも考えました。
今までイベント21が大切にしてきたことの何が評価されたのか。
逆に、世界の企業と同じ場所に立ったからこそ、これから変えていかなければならないことは何なのか。
そして私たちが掲げる、
「夢と希望でこの世界を鼓舞する」
というビジョンを、本当に世界へ広げていくためには何が必要なのか。
ランキングを上げることだけを目的にするのではなく、
自分たちがどんな会社になった結果として、世界からどう見られるのか。
私はそちらを大切にしたいと思っています。
カンファレンス以外にも、博物館を訪れたり、世界遺産の街・ゴールを歩いたり、現地の方々と関わったりする中で、スリランカの歴史や多様な文化にも触れました。
文化も、宗教も、生活も、人との距離感も、日本とは違います。
どちらが正しいという話ではありません。
ただ、自分にとって当たり前だったことが、場所が変われば当たり前ではなくなる。
初めて海外へ出た私は、そのことを強く感じました。
そして面白いことに、
スリランカを見れば見るほど、日本での自分が見えてきました。
自分は何を当たり前だと思っていたのか。どんな価値観で仕事をしていたのか。どんなリーダーになりたいのか。イベント21は、これからどんな会社になりたいのか。
海外へ行くことは、知らない国を知ることだけではなく、一度自分の当たり前の外へ出て、自分自身を見直すことでもあるんだと感じました!(^^)

★スリランカに行って、日本の「当たり前」が見えた
6日間を終えて、
「働きがいって何だろう?」
「AIが発展した先で、人間だからこそできることは何だろう?」
「安心できる環境の、その先に何があるんだろう?」
「人を成長させるって、どういうことだろう?」
「リーダーはどこまで助けるべきなんだろう?」
「イベント21が世界を鼓舞する会社になるために、自分には何ができるんだろう?」
初めて海外という「自分の当たり前の外」に出たからこそ、疑問や見えたものがたくさんありました。
この経験を「スリランカ、楽しかった!」だけで終わらせるのではなく、これから自分自身の仕事やリーダーシップに落とし込み、周りにも還元していきたいと思います。
そしていつか、自分自身も誰かにとって、「この人となら、今まで行ったことのない場所に挑戦してみたい」と思ってもらえる人になりたい。
安心して帰ってこられる場所をつくりながら、そこから一緒に未知へ出ていく。
温室から、砂漠へ。
スリランカで得た問いを持ちながら、私自身もまだまだ新しい場所へ挑戦していきます!(^^)✨

