天国と地獄のうどんの話

皆さんこんにちは。

イベント21東日本マネージャーの中野です。

 

今日は私の考える組織論についてお話したいと思います。

タイトルにありますが、喩え話として「天国と地獄のうどんの話」という話があります。

 

天国と地獄でみんな釜の中にあるうどんを食べようとしています。

条件は同じですが、ひとつだけルールがあって1mの箸を使って食べないといけません。

どちらもスタートは同じです。

 

一方では我先にとまわりを押しのけて食べようとしますが、箸が長い為、口までうどんを運ぶまでに落としてしまい、他の人が食べようとすれば横取りしようとして今度は地獄の住人同士で取り合いになり、熱湯がはね、阿鼻叫喚の図となります。

誰も空腹を満たすことは出来ず、全員が不幸になります。

これが地獄です。

 

一方の天国では同じ条件のはずなのに、空腹は満たされ、みんな笑顔で幸せそうにしています。

天国では何が起きているのか?

天国ではまずうどんが出来上がると「ありがたい、自分から先に食べるのはもったいないのであなたからどうぞ」と1mの箸を使って他の人に食べさせてあげているのです。

食べさせてもらった人は「ありがとうございました。先に頂いて申し訳ありません。」と感謝しながらお返しに食べさせてあげます。

こうやってみんな満足し、全員が幸福感を得るのです。

 

一人一人が自分のまわりのことをどのように思うかによって、自分の周りの環境は変わってくるのです。

いい環境を創り出すのも、そういう環境を創り出すことができないのも、自分たちの責任が大きいのです。

つまり自分の心が自分の環境を創りだすことになる。

 

普段から人を大切にしようとしているかどうかで、考え方は180度変わってくるのです。

人の幸せを願って生きる人(利他)たちが住む世界が天国、自分だけの幸だけ(利己)しか願わない人たちが暮らす世界が「地獄」の世界なのです。

相手の気持ちを考えない言動を繰り返していると自分の周りから人が去っていきます。

さらには、困った時や助けてほしい時に手を差し伸べてくれる人もいなくなります。

この状態こそが「地獄」です。

 

自分がマネージャー経験を通して得た経験とこの喩え話は組織においてのあり方という観点においてすごくしっくりと腹に落ちました。

利己的な人達が集まる組織と利他的な心を持つ人達が集まる組織。

みんなが幸せになり続ける組織と不幸になり続ける組織、どちらが繁栄していくでしょうか?

自分は天国のような利他的な「組織」を作りたいと思ってずっとやってきました。

そしてそれはそこにいる人たちの心が創り出します。

そこにいる人たちの心が混ざり合ったものこそが「社風」となるからです。

これからもっとすばらしい心をもった社員が集まるような組織にしていきたいと思います。

 

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